
双子の赤ちゃんが生まれると、2人分のグッズの準備を進めなくてはいけません。車を持っている場合、チャイルドシートはどうすればいいか迷ってしまいませんか?そこで本記事では、双子のチャイルドシートをどうするのかや、おすすめ商品について解説します。
双子の場合のチャイルドシートはどうする?

双子の赤ちゃんが産まれた場合、双子用のチャイルドシートを準備しようと考えている方もいるでしょう。しかし実は、ベビーカーのような双子用のチャイルドシートはありません。
チャイルドシートは新生児を危険から守るために必要なアイテムのため、人数分のチャイルドシートを準備しましょう。
双子のチャイルドシートの選び方

ここからは、双子様にチャイルドシートを選ぶときにチェックしたいポイントを解説していきます。
車のサイズに合わせて選ぶ
チャイルドシートは、商品によって形状やサイズが全く異なります。双子の場合は2台のチャイルドシートを設置しなくてはいけません。そのため、車のサイズによってはチャイルドシートが2台設置できない場合もあります。車の空間が狭いコンパクトカーなどは、特に注意が必要です。回転式のチャイルドシートを並べて設置したらどちらも回転させられなくなったなど、設置はできても扱いづらくなってしまう可能性があります。
2台設置したとしても問題ないよう、車のサイズに合わせてチャイルドシートを選ぶようにしましょう。適合表は設置できるかできないかは確認できますが、使いやすいかどうかはわかりません。チャイルドシートのサイズをチェックしたり、試着させてもらったりして、購入前に確認しておくことをおすすめします。
さまざまな使い方ができるものを選ぶ
双子のチャイルドシートを選ぶときは、機能性にも注目してみてください。双子の場合、チャイルドシートからベビーカーへの移動などの動作を2人分行う必要があります。そのため、ベルトを外したり乗せ降ろしを行ったりなどの動作をある程度省略できるものを選ぶといいでしょう。
トラベルシステムのような、チャイルドシートとしてだけでなく、ベビーカーやベビーチェアとしてそのまま使えるものを選べば、車から自宅への移動時やお出かけの際に便利です。
乗せ降ろしが楽なものを選ぶ
双子のチャイルドシートには、乗せ降ろしが楽なものがおすすめです。双子の赤ちゃんを車に乗せる場合、一人を乗せている途中はもう一人は外のベビーカーで待たせなくてはいけません。晴れていて気温が安定しているときはいいですが、真夏や真冬、雨の日などは、暑かったり寒かったりする中、赤ちゃんを外で待たせることになります。
シートを外してキャリーとして使えるタイプや、シートが回転させられるタイプなら、子どもを短時間で乗せ降ろししやすいでしょう。
使用期間で選ぶ
双子の場合はチャイルドシートが2台必要になるため、経済面が気になってしまう方もいるでしょう。そのような方がチャイルドシートを選ぶ際は、使用期間もチェックしてみてください。
チャイルドシートは商品によって使える期間や年齢が異なり、新生児から1歳頃まで使用できるタイプや、12歳頃まで使い続けられるものが取り扱われています。
トラベルシステム対応のチャイルドシートであれば1台でさまざまな使い方ができるため、使用期間をそこまで気にする必要はありません。しかし、車移動が多くそのほかの機能を使用しないなどの理由があれば、1台で長く使えるものを選ぶと経済面の負担が軽減されるでしょう。
双子の場合にチャイルドシートの設置で気をつけること

双子の場合、チャイルドシートの設置の仕方や位置は変わってくるのでしょうか。ここからは双子の場合にチャイルドシートの設置で気をつけることをご紹介します。
設置方法は通常のチャイルドシートと同じ
双子のチャイルドシートは、通常のチャイルドシートと同様の方法で設置してください。チャイルドシートの設置方法は、商品のタイプによって異なります。きちんとチャイルドシートが車のシートに取り付けられていないと、赤ちゃんの安全を守れないため注意しましょう。以下の記事にチャイルドシートの取り付け方や装着のコツを詳しくまとめているので、不安な方は参考にしてみてください。
<関連リンク>
チャイルドシートの正しい付け方とは?タイプ別の設置の仕方、装着のコツを徹底ガイド
目が届く位置に設置する
双子のチャイルドシートは、目が届く位置に設置するようにしましょう。例えば3列タイプの車の場合、2列目と3列目に別々でチャイルドシートを設置してしまうと、3列目の座席は目が届きにくくなります。チャイルドシートを設置する際は2つのシートを目が届く場所に配置し、すぐに赤ちゃんの様子が確認できるようにしましょう。
双子におすすめのチャイルドシート

「双子出産に向けてチャイルドシートを準備したいけれど、どの商品を選べばいいか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこでここからは、双子向けのおすすめチャイルドシートをご紹介します。商品の特徴やおすすめな理由なども詳しく解説しているため、チャイルドシート選びの参考にしてみてください。
チャイルドシート PIPA next N
コンパクトカーでも使いやすいチャイルドシートを探している方には、「PIPA next N」がおすすめです。シートの幅44cmとコンパクトなサイズ感のため、場所を取りにくく2つ並べて使いやすいのが特徴になっています。総重量3.7kgと軽量で、シートの付け替えや取り外しが必要なときにも便利です。トラベルシステムに対応しているため、赤ちゃんを乗せたままベビーカーや家の中、車に移動できるのも嬉しいポイントでしょう。
ベビーシートの上部にはUPF50+の大きなキャノピーがついており、日中の強い日差しや西日から赤ちゃんを守ります。さらに、シートベルトでベビーシートを固定できるベルトパス付きで、タクシー乗車時も安全にベビーシートを利用できるでしょう。

チャイルドシート PIPA next N
チャイルドシート i-Snug2
「i-Snug2」も幅44cmとコンパクトなサイズ感のため、軽自動車やコンパクトカーでも2つ並べて使用できるでしょう。シートは柔らかい質感のクッションが入ったCカーブ状になっており、赤ちゃんに安心感を与えます。車両用のシートベルトで簡単に車に取り付けられるため、ベビーシートの付け替えも簡単です。
また、「i-Snug2」もトラベルシステムに対応しているチャイルドシートです。赤ちゃんをチャイルドシートに乗せたままベビーカーや車、家の中、室内間の移動がスムーズにできるため、移動にかかる手間を省けるでしょう。室内ではチェアやバウンサーとして使用できるのも嬉しいポイントの1つです。
さらに、ヘッドサポートとベビーシートのシェルが、前方や後方だけでなく側面の衝撃からもしっかりと赤ちゃんを守ってくれます。ヘッドサポートは無段階に調節できるため、赤ちゃんの成長に合わせて快適な位置に変更が可能です。シート部分には通気性のいいメッシュ素材が使われており、快適な乗り心地を実現しています。

チャイルドシート i-Snug2
チャイルドシート Tilt(チルト)
「Tilt」は、新生児から4歳頃まで使用できるチャイルドシートです。ベビーモードとチャイルドモードの2つの機能が搭載されていて使用対象が幅広いため、赤ちゃん2人の発育が異なってもある程度対応できます。インナークッションは取り外し可能なので、赤ちゃんの体に合わせてシートの形状を調節できるのも魅力です。肩ベルトは3段階、リクライニングは4段階で調節可能なため、子どもの成長に合わせて快適な姿勢を保てるでしょう。
ベビーシートの上部には大きなキャノピーがついており、日中でも暗い空間を作り出せるのが特徴です。日差しが強い昼間の移動中でも、赤ちゃんが安心してお昼寝できるでしょう。また、60kmの走行テストや時速50kmでの衝突実験などをクリアしているため、安全に使えるのも嬉しいポイントです。シートの横幅は47cmとコンパクトなので、2つ並べて設置しやすいでしょう。

チャイルドシート Tilt
チャイルドシート Valiant(バリアント)
使用対象年齢が幅広いチャイルドシートを探しているのなら、「Valiant(バリアント)」がおすすめです。ベビーモード、チャイルドモード、ジュニアモードの3つの形状に変えられるのが特徴で、新生児から7歳頃まで使用可能です。チャイルドシートの着用義務期間中は、これ1台で対応できるでしょう。軽量タイプのシートのため、平日と休日で車の乗せ替えが必要な際や、実家の車に取り付ける際に楽なのも嬉しいポイントです。
ヘッドレストと肩ベルトは連動しており、片手で簡単に調節できます。日々成長していく子どもの体型に合わせて、ワンタッチで安全・快適なサイズに変えられるため便利です。また、リクライニングはベビーモードでは一番倒した状態、チャイルドモードとジュニアモードでは3段階に調節でき、赤ちゃんにとって快適な角度をキープします。シート内部のインナークッションは取り外して洗濯できるので、いつでも清潔に使えて衛生的です。

チャイルドシート Valiant(バリアント)
双子は2人分のチャイルドシートを設置してお出かけしましょう

チャイルドシートには、ベビーカーのような双子用のアイテムはないため、2人分のチャイルドシートを設置する必要があります。チャイルドシートは赤ちゃんの安全を守るための必需品なので、双子を迎える前に準備しておきましょう。また、双子の場合は2つのチャイルドシートを並べて後部座席に設置することになるため、商品のサイズや形状には注意が必要です。今回紹介した選び方や対象年齢などを参考にしながら、商品を探してみてください。